マインドフルネスとは、目覚めていることを意味します。
それはあなたが『何をしているのか』を知ることを意味します。
(ジョン・カバット・ジン氏)
”Mindfulness means being awake. It means knowing what you are doing. ”
もくじ
マインドフルネスとは目覚めていること。ジョン・カバット・ジンの名言
目覚めて、「何をしているのか」に気づきながら、落ち着いて前へ進むことの逆側にあるのは、外の刺激に対して衝動的・無意識的に反応し、動揺して落ち着かない状態ではないでしょうか。
-Jon Kabat-Zinn
慌ただしい毎日のなかでは、いつも焦っている感じがして落ち着かず、深呼吸して穏やかさを取り戻すひとときを持つことも忘れてしまうかもしれません。
いつも次から次へと意識が散漫になっていて、
忙しさ・余裕のなさからくる疲れとストレスで思考がネガティブなほうへグルグルし始めると、先の心配事や過去の心残りに気を取られていることが度々あります。
そのようなときは、「いま・ここ」の体験をじゅうぶんに味わうことができず、
-Ram Dass
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たとえば、
より上を目指して挑戦するとき、一度ではクリアできない課題に直面することもありますが、
「心が傷ついたり、失敗がカッコ悪く見えるのでは」という恐怖感が気づかないうちに大きくなると、
「もっとチャレンジしたいけど、行動できない」「興味がないふりをして本音を隠し、挑戦をやめる」「自分がやりたいことを実現している人に攻撃的な態度をとる」
といった傾向につながります。
Jon Kabat-Zinn氏が語る「目覚めて」「何をしているのかを知る」とは、
無意識のうちに私たちの行動へ影響を及ぼす過去の記憶や根深い否定的な信念の存在に気づくこと、そして、
現在の瞬間に「しっかりと存在する」練習を通し、自分にとっての幸せについて、より明確な意図を持ちながら前へ進んでいくことだと思います。
マインドフルネスとは何かを教えてくれる名言集
こちらの名言・格言も、マインドフルネスとは何かについての理解を助けてくれます。
-Stephen Levine
人生に「直接参加していない」状態とは、『今・ここ』のまっさらな体験に対しても、無意識のうちに過去からの判断を持ち込んでいるとき。
たとえば、過去の嫌な体験の記憶が残っていると、行く先で同様のストレスの危険にあわないよう、時には必要以上の警戒心を抱くように意識が働くこともあります。
意識のフォーカスがネガティブなほうにばかり向いているので、ポジティブな喜びや幸せに背中を向けて、「喜びが、そこにあるのに気づけない・体験できない」ということも。
記憶や思考に妨げられず、いま・ここにある喜びを味わうためにも、現在の瞬間を「直接」体験するマインドフルネスの練習が役立ちます。
-Thich Nhat Hanh
心に、ズドンと響く言葉ではないでしょうか。
生きている奇跡を感じ取れる感性を、磨き続けたいという思いが強く湧いてきます。
-Jon Kabat-Zinn
-Ma Jaya Sati Bhagavati
マインドフルネスの名言・おわりに
-Jon Kabat-Zinn
マインドフルネスとは瞑想の時間だけに限らず、毎日の生活のあらゆるシーンで実践できる「在り方」なのだと気づかせてくれる言葉です。
外の刺激に対して衝動的・無意識的に反応し、考えや記憶にとらわれてしまい、動揺して落ち着きを失うのではなく、
焦る思いや不安など、自分自身の考えや感情に気づいて
→
呼吸をスローダウンして
→
リラックスを感じ、心の落ち着きを取り戻して
・・・
と、より意図的で穏やかな方法を選びながら充実した有意義な毎日を進んでいけるよう、マインドフルネスの練習を重ねていきたいですね!