「地に足をつける」簡単なグラウンディング瞑想で感情コントロール

「グラウンディング」は、直訳すると「接地」という意味になります。

「地に足をつける」グラウンディング瞑想

「グラウンディング瞑想」というとき、地球と自分自身との繋がりを強く感じることで安心感やエネルギーを高めるために、

自分から「管(チューブ)」のようなものが出てきて

それが地面をどんどん進んで地球の中心まで達し、

地球のエネルギーと自分とが繋がっているイメージに思いを寄せる

という瞑想法の例があります。

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ガイド例(瞑想の台本)は、【こちらから】入手いただけます

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また、「グラウンディング・接地」というとき、必ずしも

「チューブを通して地球と繋がる」イメージに限らない取り組み例も。

たとえば、心配事や悩み事に気を取られて「心ここにあらず」になっていると気づいたら、グ~ンと体を伸ばしてみることでリフレッシュし、集中力を高めることができます。

これは、現実の体で味わう「感覚」の刺激を使うことで、実態のない空想の世界でさまよっている意識を現実の世界へ呼び戻し、

「今・ここ」で大切なことへ集中できるコンディションに整える意味があります。以下で、取り組み例を見ていきましょう。

簡単なグラウンディング瞑想で感情コントロール

緊張して心臓がバクバクする、という言い方があります。

感情的に大きな負荷がかかって心拍数が上がるときには、呼吸も浅く、早くなったり、顔がカーっと赤くなるなど、コントロールしたくてもできないような、体の変化に困ってしまうことがあります。

感情のコントロールを失うケースの例

「あの人に、自分の考えを堂々と伝えるぞ!」

と決意して、伝える練習まで重ねていたにも関わらず、

その相手の前に立つと、心臓はバクバク・顔が熱くなって、変な汗も出てきて、

どうにも言葉が出てこなかった。というときは、

恐れや不安に圧倒されてコントロールを失ったかたちです。

伝えるぞ!と頭では決めていても、

伝えた結果、どう思われるか。起こりうるデメリットなど、

ネガティブな想像が不安をあおり、その不安が、呼吸や心拍などの変化につながります。

感情のコントロールを失う理由

これらの体の変化を、大きな危険のサインかも!と脳が勘違いして解釈し、

まるで、猛獣に出くわしたかのように過剰な反応をするため、

身体的にも感情的にも圧倒されて、コントロールを失うことになります。

想像上の、現実ではないネガティブなイメージに圧倒され、

冷静な思考や行動の力が低下すると、全く望まない結果を招くことも多いため、

そのようなときは「地に足をつける」練習が、落ち着きを取り戻す役に立ちます。

簡単なグラウンディング瞑想・実践例

たとえば、日常のなかで感情が乱れるときも、

地に足をつける、速やかなグラウンディングを助ける簡単な瞑想法として、

今、実際に目でみることができるものを言葉で言い表すエクササイズがあります。

グラウンディングのやり方・ステップ1

先ほどの例のように、

自分の本音を伝えたら、相手が怒ってしまうかも。
周りの人間関係も難しくなるのでは。

など、まだ起きていない・現実ではないネガティブな想像で冷静さを失いそうなとき、

そのまま空想の世界で混乱し続けるのではなく、顔をあげて周囲を見ます。

部屋のなかなら、最初に目に入った家具や小物は何でしょうか。

テーブル、椅子、ペン、パソコンなど。

実際に目で見えたものの名前を言葉で言い表してください。

5つほど口に出したときには、ネガティブな空想の世界から抜け出し、現実の体のところへ意識が戻ってきて、

少し落ち着きを取り戻しつつあるはずです。

グラウンディングのやり方・ステップ2

その後、
-耳で聞くことができる音
-手や足などで触れて感じることができるもの
-鼻で香りを感じられるもの
-味覚で味わうことができるもの

と、瞑想のプロセスを続けることができます。

感情をコントロールするグラウンディング瞑想・おわりに

まだ起きていない・現実ではない、ネガティブな想像で冷静さを失いそうなとき、

そのまま空想の世界で混乱し続けるのではなく、現実の体のところへ意識を戻すグラウンディングの簡単な瞑想を行うことは、落ち着きを取り戻す大きな助けになります。

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