瞑想に取り組もうと思っても、雑念が止まらず落ち着かない。集中できず、続けられなかった!というときや、どうしても退屈や眠気で中断されてしまうときに役立つ話題です。
もくじ
瞑想で寝てしまう・飽きてしまう・雑念が止まらないときの対策
雑念が多くて落ち着かないとき
瞑想の練習を始めて間もないときは、静かに座っていると考え事が増えてしまうと感じるかもしれません。
実際には、日常生活のなかでも考え事は常に渦巻いているのですが、忙しくやるべきことや周囲の刺激にまぎれて、普段は色々な考え事が流れては消えていることに気づいていないのですね。
だから、周囲の雑音がない環境で静かに座ったとたんに、
「頭のなかに雑念が増えて、落ち着かない!」と感じるのですが、瞑想の練習に慣れてくると、
「雑念がある」と気づくのは、内面的な成長のために大切なことなのだな〜
と、わかってきます。
なぜなら、毎日毎日、
気づかないレベルでグルグルと頭のなかを駆け巡る、とりとめのない考え事が、想像以上に私たちを疲れさせるから。
望まない考え事に気が散ったままの状態が続くと、疲労とストレスが心をネガティブなほうに傾かせることも多くあります。
瞑想の練習を通して自分の内面に次々と沸き起こる雑念の存在に気づくことは、
いつのまにか心を疲れさせ、ネガティブにさせる無意識的な思考の渦から、
私たちが意識的に抜け出すために欠かせないステップ
なのだと理解すると、瞑想中の雑念を「悪いもの」だと気に病む悩みが解消されます。
退屈や眠気を感じるとき
静かに座ったら眠気を感じる場合、日頃の疲れが溜まっているのかもしれません。
どうしても眠いときは、瞑想よりも仮眠をとる選択が妥当なケースも。
疲れ過ぎていないとき、座り続ける瞑想が「どうしても退屈になって飽きてしまう」「眠くなるだけで苦手だ」というケースでは、
歩行瞑想など動きのあるスタイルの瞑想を試しても良いでしょう。
苦手意識を乗り越えて、座って行う瞑想に取り組むのだと決めた場合は、
可能なら瞑想前に顔や手をを洗ったり、服を着替えるなどして気分を切り替えてから瞑想を始めるのも良い方法です。
いずれにしても、ご自身に合う瞑想の練習を通して瞑想ちゅう自分に起きていることを「観察する」という感じが掴めてきたら、
退屈だな。という思いも永続するものではなく、浮かんでは消えていくことに気づいて楽になれます。
おわりに
瞑想を始めたばかりの初心者の頃は、黙って座っていると気が散って落ち着かず、
「これ、意味ある?本当に自分のためになるのかな」と、居心地が悪く嫌になることも。
でも、「気が散った・雑念が浮かんだ」と、気づく瞬間こそが、とても重要です。
それはあなたが『何をしているのか』を知ることを意味します。
(ジョン・カバット・ジン氏)
気が散ったことに気づいて、改めて自分を見つめ直す瞑想の練習は、
惰性的に流されながら過ごしがちな毎日のあり方から「目ざめて」、
もっと意識的に、自分が本当に望む人生をつくるために欠かせないのだな〜
ということが、日々の実践を通して私も徐々にわかるようになっていきました☆