ネガティブに考えること、「マイナス思考」は短所だと捉えられがちですが、実はメリットになっている場合も。
今回は、マイナス思考が役立つときと、ネガティブになり過ぎて疲れてしまうときの着目点についてです。
もくじ
マイナス思考のメリットとデメリット
役立つネガティブ思考と害になるネガティブ思考の特徴をチェックし、ストレス状況の改善へつなげましょう。
ネガティブな思考が役立つとき
私たちの頭のなかでは、意識されない思考が一日に数万回も駆け巡っていて、その膨大な思考の大半はネガティブな性質の考えなのだといわれます。たとえば、
これから出かける、という場面では、
鍵をかけ忘れたら大変だぞ。
忘れ物はないかな。
この服装で、カゼひかないか?
乗り遅れたらどうしよう。
遅刻して怒られたら最悪だ。
などなど。「否定的」といっても、よけいなトラブルを予防するうえで現実的に役立つ思考も少なくないことがわかります。
ネガティブな思い癖が害になるとき
一方で、あまり現実的ではない不安を必要以上に煽って、不快なストレスになるようなネガティブ思考が止まらなくなることも少なくありません。
自分を守りたい本能が歪んだかたちで暴走すると、他の人の言動に対して敏感に反応し、ネガティブに偏った解釈をする傾向も。
たとえば、会話の相手の反応が素っ気なく感じたとき、
「何か怒らせることしちゃったのかも。何が悪かったのかな。あの時かな、それとも昨日…」
など、勝手な思い込みで人の気持ちを深読みして、自己否定的な思考が頭のなかを駆け巡る
→
ネガティブ思考に疲れてストレスが溜まると今度は相手に理不尽な怒りを覚える
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感情や行動のコントロールを失って、不要なトラブルを招くことも
自己否定し過ぎて疲れるときのストレス対策
自分を肯定できない気持ちのときほど、他人からの評価が気になるもの。
どう思われるか気に病んで思うように行動できず、ストレスも溜まって疲れてしまいますよね!
ネガティブに自己否定し過ぎるときの心理
自己肯定できないときは、自己否定の色がついたメガネを付けて世界に向き合っているため、
「誰もが自分に否定的」「やっぱり自分は否定されるべき存在」
といった思い込みが加速。
自己肯定感の更なる低下や、人間不信(人が怖い)などのストレスを招きがちになってしまいます。
自己否定のモトになる過度のネガティブ感情を増大させないために、その原因を知って対策していきましょう。
ネガティブ感情の原因を知ろう
日常のなかに何かちょっとした不安要素を見つけるたび、私たちの心の奥深くでは、大きな危険に瀕しているかのようなアラームが鳴り始めます。
これは、現実のなかの不安に加えて、想像のなかだけで不安を感じたときも起きていること。
「安全を守りたい」という本能は、生命の安全を守るための衣食住を確保!ということに加え、
人が安全に生きるうえで重要な人間関係を守らねば!という方向にも働きます。
たとえば、自分の思いを表現したとき、他人から否定されたり、思いを伝えた相手に受け入れてもらえないのは悲しいもの。
そのように、人から拒まれて傷つく度合は人それぞれですが、多かれ少なかれ心が「痛い」と感じるのは、人の安全本能に関係するという説も。
安全確保のために必要な人間関係を守ろうとする本能
嫌われる不安に怯えた記憶は潜在意識下に残存
潜在意識下に刻まれた、人から嫌われることへの恐怖感情。
それは、人類が安全に生きるうえで「集団」で生活する知恵を身に付けたことと関係します。
まだ住環境を整える技術が発達していなかった頃は、人が単独で生きるのは非常に困難。
そこで、悪天候や猛獣など生命の脅威になるものから身の安全を守るため、人は集団で生活するように。
もし、身近な人との関係を守れず、集団に居られない状況を招くと、過酷な単独生活で命を落とすかもしれない、
という恐怖の記憶。それが、今の私たちにも潜在的に刻まれていると考えられます。
マイナス思考のメリットと、過度のネガティブで疲れないために
今回は、マイナス思考が役立つときと、ネガティブになり過ぎて疲れてしまうときの着目点についての話題でした。
ネガティブな情報に焦点が合うと、日々のポジティブな面を無視して、実際以上のネガティブを招きがちです。
だからこそ、否定的なイメージと言葉が内面で拡大する前の対処が大切。
心で呟かれるネガティブな言葉:セルフトークを、肯定的で愛情深いものへ書き換える習慣は大変有益です。
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私は、決断こそが
変化を起こすパワーであると知っているので、
今、自分にできることを考え、行動し、
日々、目に見えて生活が改善しています
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このような肯定的な言葉の習慣を、繰り返しによって自分のものにし、過度なネガティブ・ストレス増大の改善へつなげていきましょう。