一日が終わる頃、ぐったりと疲労感はあるけれど、やるべき仕事や作業が思うほど進んでいなくてショックを受けたことはありませんか?
今回は、気が散りやすく効率的に作業が進まないとき、おすすめの習慣に関する話題です。
もくじ
気が散りやすく仕事が遅い・捗らないときの原因と解消法
2015年に出版された、デボラ・ザックさんの「Singletasking シングルタスキング」という本は、一度に複数の作業をこなそうとする「マルチタスク」が、実は非効率だと指摘。
(日本では2017年『SINGLE TASK 一点集中術「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる』)
ひとつのことに集中するメリットが、世界的に注目されるようになりました。
「マルチタスク」といわれるように、一度に複数のことをやろうとしているとき、たとえば、
「A」という作業と、「B」という作業を同時進行でこなしている
つもりのとき、実は脳内では、「A」に対する集中と「B」に対する集中の小刻みな切り替えが行われているということ。
その「切り替え」のせいで余分なエネルギーが消耗され、ストレスも大きくなるため、一度にたくさんのことをやろうとするほど、疲労感やストレスの蓄積で効率が下がります。
その結果、「疲れたわりに、進み具合は思わしくない…」と気分まで落ち込み、自己評価も低下してしまいます。
このような悪循環を解消するためには、一度にひとつのことに集中して取り組む習慣が効果的。以下で、簡単に試せる「シングルタスキング」実践法の一例をご紹介します。
「シングルタスキング」の簡単な実践法
シングルタスキング実践の一例として、まず、前の日にやるつもりで完了できなかったことに注目してみます。
そのことに、今日も取り組む必要がある場合は、まず何から取り掛かるのか、最初の具体的な行動を明確にしましょう。
ポイントは、集中する対象が具体的なほど、迷いなく効率的な行動が可能になるという点です。
作業が思うように進まず、気が散って時間ばかりが過ぎてしまうときは、今まず集中すべき作業が漠然としていて、具体化ができていない可能性があります。
最初の作業を具体化したら、まずは15分間、その1つの作業だけに集中。
はじめは、気が散ってしまうこともあるかもしれませんが、まずは短い時間から、一つの作業に集中する練習をしましょう。
一つの作業・シングルタスクに集中することに慣れてくると脳がよく働き、効率アップが実感できるので快い爽快感が味わえます。
まとめ
・一度に複数の作業をこなそうとする「マルチタスク」は脳内で余分なエネルギーが消耗され、疲労感やストレスの蓄積で作業効率が下がる。
・一つの作業・シングルタスクに集中すると脳がよく働き、効率アップを実感
・集中する対象が具体的なほど迷いなく効率的な行動ができるため、今まず取り組む作業を具体化し、短い時間から集中する練習が有効
以上、今回は、「気が散りやすく仕事・作業が捗らない悩み解消法」というテーマで、
一つのことに集中して効率アップをはかる簡単な実践法
についてお届けしました。
散漫に駆け巡る思いを、ひとところへ落ち着けるマインドフルネスな心の使い方とも通じていますね。
頭がゴチャゴチャしてしまうときこそ、シングルタスクに集中する爽快な時間を体験されてみてください。
効率よく作業が進むと時間や気持ちの余裕も生まれるので、おすすめです
( ˘͈ ᵕ ˘͈ )♡