ダメ出しされてへこむ時の対策♪肯定的なセルフトークの効果

「ダメ出し」ばかりの相手と接する機会が多い状況では、ストレスが溜まり、消耗してしまいますよね!
 
ダメ出しされて、心がへこんでしまう時に、役立つ考え方や対策についてです。

ダメ出しされてへこむ時の対策・肯定的なセルフトークの効果

ダメ出しにへこまない人の特徴

 
自分がうまくやれた結果や、努力した成果などに対して、周囲からも評価してもらえたら嬉しいものですよね♪
 
人の根本的な欲求として、他者から「認められたい」という思いは誰にもあるもの。
 
ですが、「自信を持つ」ことに関して、「他者からの承認」という要素を絡め過ぎると、
 
「人からのダメ出しに、大きく動揺して凹む(へこむ)」という状況を招きます。
 
ダメ出しにへこまない人とは、他人の承認に依存しない人。
 
言い換えると、肯定的なコメントを人から受け取れない状況だとしても、自分の内面で自身を肯定できている度合いが大きい人。
 
そんな、「ダメ出しにへこまない」心を育むために大切なポイントを、以下で見ていきましょう。
 

セルフイメージとセルフトーク

 
セルフイメージ/自己イメージは、心のなかで映し出している自分像です。自分自身について、心の奥で抱いている信念をもとに、「自分は○○な人間だ」と考え、その考えに沿った行動をとります。
 
たとえば、優秀なスポーツ選手について、彼の友人が語っていたのは、「遊びのゲームでも、勝つまでやめたがらない」というエピソードでした。
 
「自分は勝者だ」というセルフイメージを、強く持っていることが見てとれますね!
 
反対に、「勝てるわけない」と思い込んでいる場合は、一度負けたとき、「もう一回!」と勝負を挑む意欲は持ちにくいもの。
 
このように、自分自身について持続的に抱くイメージ:セルフイメージは、行動のしかたにも大きく影響してくることがわかります。
 

 「自分は○○な人間だ」という自分自身に対する考えが、しだいに持続的な信念としてセルフイメージになる
 
「考え」は、言葉なしに発展しないものなので、「どのような言葉を多く使いながら、自分自身について考えるか?」というポイントが重要になります。
 
自分自身について、心のなかで呟く言葉は、セルフトークと呼ばれます。セルフトークについて、以下で掘り下げていきましょう。
 

セルフトーク・人生を左右する「心のつぶやき」

 
私たちの内面では絶え間なく、何万回ともいわれる「 セルフトーク」いわゆる「心のつぶやき」 が繰り広げられています。
 
意識できるものは一部分にすぎず、その大半は無意識下からジワジワと人生に影響を及ぼしてきます。
 
たとえば、なんとなく人の視線を感じるときに、
 
「何か、自分に変なところがあるのかな…」 と、人目を避けたい衝動を強く感じる場合には、
 
「自分は注目に値しない」「見られるとしたら否定されるべきところがあるから」
 
など、自信を持てない「つぶやき」が普段から心にあるサイン。
 
それに対して、
 
人の視線が自分へ集まることに、喜びを感じる♪というケースもあり得ます。その場合は、
 
人の視線=自分への称賛
 
といった考え方によって、喜びの感情へつながっています。
 

 「なんとなく、人の視線を感じた」という同じ事実に対する反応を大きく分けたのは、『セルフトークの内容が、自己肯定的だったか/自己否定的だったか』というポイント
 

肯定的なセルフトークの効果

 
さきほどの、「人の視線を感じた」という例では、
 
人からの視線=自分に対する称賛
 
だと捉えた場合、「見られて嬉しい」という喜びの感情へつながるのに対し、
 
人からの視線=自分に対する否定
 
だと考えた場合には、それを避けたいと感じるのも自然なこと。
 
日常の様々なシーンでも、
 
「とある、同じ事実」
 
に対して人それぞれが、自分なりの考えをもとに、自分特有の「意味付け」を行いながら、気分が良くなったり悪くなったりしているのですね…!
 
だからこそ、考えを発展させるプロセスのなかで使う「言葉」を、慎重に選ぶことが重要になります。
 
内面の考えが、肯定的な言葉をもとに進んでいるときは「気分が良い」と感じ、前向きな行動力が湧いてきます。
 
反対に、否定的な言葉をもとにマイナス思考が増大すると、気分が悪くなり、エネルギーも低下。
 

 

ダメ出しされて落ち込んだときの対処法

 
ダメ出しなど否定的な言葉を人から投げかけられたときには、どうしても気持ちが落ち込むほうへ考えてしまい、ネガティブな思考が止まらない…! という場面もあるかもしれません。
 
そのようなときには、ぜひ、次の言葉を自分へかけてあげてください。
 
思考と事実を、混同しないようにしよう
 
思っていることと事実が同じであるとは限りません(むしろ違う場合が多いはず)
 
何か思わしくない出来事に直面したとき、自分を責めて自己批判の言葉を心で繰り返していることに気づいたらすぐに、
 
起きている事実を静かに紙に書きだし、それを見つめ、
 
「これは考えであり、事実ではない」
 
と、自分に思い出させてあげる。すると、必要以上に「へこまない」心へ整えるための、大きな助けになります。
 

ダメ出しされてへこむ時の対策・おわりに

 
ダメ出しにへこまない人とは、他人の承認に依存しない人。
 
人から肯定的なコメントを受け取れなくても、自分の心で自身を肯定できるマインドを育てることが、この上なく重要なのですね。
 
肯定的なセルフイメージ(自己イメージ)を構築するための具体的な方法として、たとえ小さなものでも成功体験を積み重ねることが有効だと知られています。
 
規模の大小にかかわらず、「成功」を味わうことで脳は、「幸せホルモン」を放出。
 
すると、気分も良くなりますから、更に前向きな挑戦へ向かうエネルギー上昇。
 
前へ進むための準備が「整ってきた!」と、内面で感じられる瞬間が、きっとあるはずです。
 
そのときは、一歩踏み出すタイミング。そこで前進できたときのセルフイメージは、必ず快適度を増しています。
 

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