望む逆の現実を引き寄せる?気を付けたいNGアファメーションの例

不安な心境のときほど、外から受ける印象や刺激によって右往左往。人の言葉で、自分の考えや行動が変わる影響を受けることも度々あります。

でも、自分の本当の思いとは異なることを、不安に駆られて受け入れてしまうことには、要注意。

望んでいない展開なのに、そのイメージを心で繰り返していると、その展開を招きやすくなる

「No Good!」なアファメーションを、やってしまわないための話題です。

望む逆の現実を引き寄せる?NGアファメーションに要注意

意識の焦点を向ける度合いが強いことほど、それを招くように無意識がはたらく

たとえば、時間に追われたくない!と強く願うほど、

「時間が足りない」

というイメージを、潜在意識へ伝えていることに。

その結果として、時間に追われる展開へ、どうしようもなく引き込まれてしまうケースも多々みられます。

注意しなければならないのは、まったく気づかないうちに、エネルギーを後ろ向きなほうへ注いでしまっているときです。

たとえば、

「あきらめないぞ」と言うときの思いは前向きなはずですが、

何度も強く「あきらめない!」「あきらめない!」と繰り返すほど、

無意識下では「あきらめる」イメージに影響される可能性が生じています。

ですから、この場合、「諦める」というネガティブなイメージを打ち消す言い方で気持ちを鼓舞するかわりに、

「粘り強い」などの、肯定的な言葉選びを心がけることで、前向きな行動のためのエネルギーを高めることができます。

言葉の力に、もっと味方されるには、「あきらめないぞ」を、「粘り強く取り組むぞ」に変えてみる。というように、

望まないことを打ち消す表現ではなく、より肯定的な表現に言い換える習慣を。

何度も繰り返す言葉は信念になる

誰かの言葉をきいて、自分の本当の思いを見つめることなく影響を受けるばかりでは、踊らされるばかりで

「こんなはずじゃなかったのに」

と、後悔や不満を招くことが増えてしまいます。

たとえば、自分は尊敬している先生について、いつもお世話になっている先輩から否定的な噂話を聞かされて以来、

その先生が教えてくれることが、あまり頭に入らなくなってしまった。

先輩の否定的な言葉に影響を受けて、いつのまにか尊敬していた先生への抵抗感が生まれて、

「あの噂話は本当なのかな」「違う先生を探そうか」など、学びに集中できず、意欲の低下を感じることが多くなってしまった。

といったケースなど。

これは、先生への思いが「尊敬」から「不信感」や「抵抗感」へと大きく変わってしまうくらい、

先輩から聞いた悪い噂話を、強いネガティブな感情とともに、心のなかで何度も繰り返したことによって起きた結果だと考えられます。

アファメーションは自分の思いに誠実に

何度も耳にする言葉は、心にひっかかるものです。心に残ったまま長く時間がたつと、その言葉の内容と、自分との関連を強く感じるほど、それは、いつのまにか自分の行動に影響を及ぼす「信念」になります。

先ほどの例では、自分が上達したい分野で、せっかく尊敬できる先生に出会えたのに、

ただの噂話をきっかけに気持ちを揺さぶられ、先生への不信な思いを空想のなかで勝手に繰り返した結果、

意欲的に学びを深めるチャンスを遠ざけてしまいました。

(実際に噂話を聞いたのは一度だとしても、その噂話の悪いイメージを心のなかで何度も繰り返してしまったのがNGポイント)

アファメーションは、肯定的な言葉に繰り返し触れることで、その言葉で表現されるような好ましい現実を招くアプローチですが、

ネガティブな内容をアファメーションのように、いつのまにか心の中でリピート再生していた!ということは、日々、誰にでもあり得ることです。

(例:ちょっと痛いところがあったら、不調や病気の心配がグルグルしてしまう、等)

心で何度も繰り返される言葉は「信念」になり、自分の行動や、その先の現実に、大きく影響するようになる!

望む逆の引き寄せを招かないために

集中的に繰り返している思いが、どちらかというと「ネガティブ」な内容な場合、望んでいるつもりのない現実を招くことも多くあります。

ですから、不安になる情報が多いときほど、自分の心のなかで繰り返し思う内容には、注意深くある必要があります。

日々、自分が招きたい展開を意図するために役立つ、前向きなアファメーションを活用しましょう。

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