
相手のほうから、気さくに話してくれるときは良いものの、自分から話すことが苦手で打ち解けられない。壁をつくってしまい、「仲良くなりたい」という思いはあるのに、距離ができてしまう。
もっと自分に自信を持って、人と良い関係をつくるための話題です。悩みの解消に有益なマインドフルネスの実践例も。
もくじ
人と打ち解けられない悩みをマインドフルネスで改善
自分のことを肯定できず、自信を持てない。だから、人にも自分の本音を見せられない。
そのモヤモヤを解消するには、「どのような思いから、自分を十分に肯定できずにいるのか」把握することが大切です。
自分の思いに気づく・心の知性を磨く
-自分の感情の変化に気づく
-感情を上手に扱い調整・コントロールする
-自分の感情の周囲への影響に気づく
このような能力は、「心の知能」といった言い方もされる感情的な知性に含まれるものです。
感情への気づきを高めることで、自分自身の感情を上手く扱い、他の人の感情にも気づいて共感的に関わることが可能になります。
自他への思いやりを深めることは、良質な人間関係が維持しやすくなることを意味します。
そのため、人との円満な関りの延長線上にある、成功や幸福の体験を味わう機会が増えることに。
そのような、心の知性を磨く効果的な方法としてマインドフルネスの練習は優れた選択肢になります。
自分の感情に気づくマインドフルネス・実践例
「抱きしめる瞑想」は、愛情・喜びといった肯定的な感情の広がりゆく感覚と、
不安などネガティブなイメージが心に入り込んだときの、ギュッと縮むような感覚
その対照的な体感への気づきを深めます。
実在しない恐れに心を奪われると、いま感じられる幸せまで縮小してしまいます。
不要な感情を放置しないことの大切さが再認識される、おすすめの練習法。
瞑想の習慣に慣れていない方も取り組みやすいエクササイズです。
感情的な知性を高めるマインドフルネス
自分を肯定できないために、人に自分をさらけ出せないモヤモヤ感。
このモヤモヤに注意を向け、もう少し詳細に観察してみます。
「気分が悪いようでしたら、それは、あなたが自分の感情を害するような思考をしているからなのです」
とは、引き寄せの法則で有名な「ザ・シークレット(Rhonda Byrne)」に出てくる重要な教えのひとつ。
気分が悪いと感じるときは、いったん、ふ~っと息を吐きだしてみてください。
少しの間、ご自身が吐き出す息と、心地よく入ってくる息だけを、見守るようなつもりで。
ホッとした感覚が訪れたところで、「違う考え方は、どんなものがあるかな」と問い直してみましょう。
肩の力を抜いて、自分自身の感情を害さないような思考を選ぶイメージのほうへ、進んでいることを感じます。
人に壁を作る悩みをマインドフルネスで改善・おわりに
自分を肯定できず、人と打ち解けられないモヤモヤは、自分の感情について把握できないままでは長引きがちに。
気持ちが動かされる出来事があったり、感情が乱れるような体験をしたとき、
「内面でどのような感情が高まったのか」
自分が感じていることに注意を向け、じっくり観察する時間を、ひとときでも持つようにしましょう。
ご自身の感情への気づきを深めることで、大切な場面でも気持ちをコントロールしやすくなります。
感情の適切な調整とともに、他の人にも共感的になれるため、相手との良い関係づくりがスムーズに。